今回は共同経営を避けるべき3つ目の理由「大切な仲間を失う」です。
1,2についてはそれぞれこちらの記事を参考にしてください。
人と力を合わせる事は、経営をしていく上でとても大切なことです。もしかしたら最も重要なことかもしれません。
その相手が既に信頼関係にある人であれば、それに越したことはありません。
まさに鬼に金棒のような感じですね。
共同経営をしようとするくらいの相手というのは、そのような信頼関係にある人が多いのではないでしょうか。
また今まで一緒に仕事をしてきて、良きパートナーとして実績がある場合なども共同経営に発展しやすいケースかと思います。
しかしここで注意が必要です。
もちろんその信頼関係や実績はそう簡単に消えて無くなるものではありません。しかし共同経営となってしまうと話は別です。上手く行かず揉めてしまえば、その信頼関係も実績も水の泡となり、もう二度と一緒に仕事をすることはできなくなってしまいます。
せっかくの信頼関係が崩れて、今まで蓄積してきた人脈を失うことになります。
さらに長い間信頼関係にあった人と揉め事を起こすことは、周りからの自分自身への信頼も失うことになりかねません。
お互いにビジネススキルが高くても、経営者としてどちらかが適性がない場合もあるのです。
共同経営ではなく、お互い独立して協力し合うなどの別な形であれば、協力関係は問題なく続いて、さらに発展していたはずです。
今までの人間関係をさらに良きものへと発展させていくためにも、安易に共同経営などを行ってはいけないのです。
理由2の記事でも書きましたが、お互い自己責任で独立してやっていける者同士に限れば、成功する可能性もあるかと思います。お互いの長所を活かし協力し合えれば、事業はあっという間に発展していきます。しかしただ信頼関係があるだけとか、一緒に仕事をした実績がある程度で、経営まで一緒にしてしまうのは明らかな間違いです。
共同経営しようと思うほどの大切な仲間は、そう簡単には見つかりません。その大切な仲間を安易な選択により、失わないようにしなければなりません。
まとめ
・自分一人で経営できる人同士でなければ共同経営は揉め事に発展する
・せっかくの大事な人脈を失いかねない
・自分の能力の見極め、自己責任の観点から経営トップは自分ひとりがベスト
・協力し合うなら別な形で
・どうしても共同経営するなら、最低限の条件を満たした者同士ですること